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by moumusuline
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「 見つめ合う二人 」
俺は、その時の事がいまだに信じられないような気がする。他のメンバーは声をかけてもほとんど目線をくれなかったが、彼女だけは違った…
12月5日俺は、さいたまスーパーアリーナにいた、もちろんハロプロスポーツフェスティバルを見るためだ。フットサルでの石川さんの大活躍に感動したり、とび箱での、まさかの早期敗退にはがっかりだったが。
石川さんがMIP賞に選ばれ、中澤さん率いる、アクアスターズが勝利を収めてスポーツフェスティバル全日程が終了後、ハロプロメンバーによるコンサートが行われ、美勇伝、モーニング娘。そして最後にハロメン全員での「ALL FORONE & ONE FOR ALL」を歌い終えると、俺はアンコールがあるわけは無いので、とっとと帰ろうと思い、席を立ちかけたところ、とんでもないことが起こった。
何と100人近い群集が、階段を我先にと駆け下ってくるではないか、俺は、訳が判らないまま立ちすくんでしまった。そうこうしている内に、階段を駆け下ってきた連中は、左手の方になぜかほとんど空いていた1,2列目を占拠しただけでなく、通路や、俺の席の前を堂々と占拠する始末、いったい係員は何をやっているのだ!ようやく俺も事態を飲み込むことが出来た、競技に参加したハロプロメンバー全員が場内を一周するのだ。
俺の席はファミリー席の最前列、この席は立って見ることが禁止されている、にもかかわらず前に押しかけた無法な連中は、立って見ている。ハロメンの行進が半分ぐらいまで進んできたところで、俺は、視界のほとんどを塞いでいる連中の腕を軽く叩いて、横にどいてもらうように促した。彼らは渋々横に移動しようとしたが、ぎっしり群集で埋まった通路は身動きもままならず、ようやく視界を半分ほど確保するにとどまってしまった。
行進が俺のいる席のほうに近づくにつれて、前の方に押しかけて占拠した群集が一斉に推しメンの名前を叫び始める、俺もどうしようかなと思いながら、心の中で「後ろの人ごめんなさい」と思いつつ、行進が俺の前まで来たところで、後ろの人に遠慮しつつ中腰で前に身を乗り出してしまいました。俺は手を振りながらミキティー!こんこん!のの!あいぼん!とメンバーが俺の前に近づくたびに声をかけましたが、彼女らはあたりを見回すだけで、なかなか目線をもらえませんでした。まぁ、こんなものかと、あきらめムードになっていたところに、行進の列の最後に彼女がキッズの女の子の手を引いてやってきました。ちょっとお疲れの様子にも見えましたが。そうです彼女とは石川さんことです。俺はさらに身を乗り出しながら(もちろん中腰で)懸命に手を振りながら「梨華ちゃ~ん」「梨華ちゃ~ん」と彼女に声をかけました。
するとどうでしょうか、俺の願いが天に通じたのか、梨華ちゃんが、あの梨華ちゃんが俺に目線をくれたではないか!モー娘。に加入以来、ず~と応援し続けていることを彼女は分かってくれたのか?俺は今、手を振りながらにっこりと微笑む彼女と、見つめ合っている、何て幸せなひと時なのだろう。
梨華ちゃんを応援し続けてよかったと、これほどまでに思った瞬間は今までない、俺はさらに懸命に「梨華ちゃ~ん」「梨華ちゃ~ん」と手を振りながら、梨華ちゃんを見つめる、すると何と彼女は、ず~と俺のことを見ているではないか、どう考えても彼女の目線の先は俺以外に考えられない、正直、何でこんなに俺のことを、ず~と見続けているのかなと、逆に不安になってしまうほどだ、俺の顔に何か付いているのか?俺の顔が彼女的に面白い顔なのか?ひょっとして知り合いの誰かに俺の顔が似ているのか?と思ってしまったほどだった。
彼女は、俺の前を通り過ぎても振り返りながら、笑みを絶やさず、俺の方を見つめて手を振ってくれた。彼女が天使、いや女神に見えた瞬間だった。俺は心の中で「梨華ちゃんありがとう~、梨華ちゃんありがとう~」と叫びつつ彼女が遠ざかるまで手を振り続けたのだった。
12月5日俺は、さいたまスーパーアリーナにいた、もちろんハロプロスポーツフェスティバルを見るためだ。フットサルでの石川さんの大活躍に感動したり、とび箱での、まさかの早期敗退にはがっかりだったが。
石川さんがMIP賞に選ばれ、中澤さん率いる、アクアスターズが勝利を収めてスポーツフェスティバル全日程が終了後、ハロプロメンバーによるコンサートが行われ、美勇伝、モーニング娘。そして最後にハロメン全員での「ALL FORONE & ONE FOR ALL」を歌い終えると、俺はアンコールがあるわけは無いので、とっとと帰ろうと思い、席を立ちかけたところ、とんでもないことが起こった。
何と100人近い群集が、階段を我先にと駆け下ってくるではないか、俺は、訳が判らないまま立ちすくんでしまった。そうこうしている内に、階段を駆け下ってきた連中は、左手の方になぜかほとんど空いていた1,2列目を占拠しただけでなく、通路や、俺の席の前を堂々と占拠する始末、いったい係員は何をやっているのだ!ようやく俺も事態を飲み込むことが出来た、競技に参加したハロプロメンバー全員が場内を一周するのだ。
俺の席はファミリー席の最前列、この席は立って見ることが禁止されている、にもかかわらず前に押しかけた無法な連中は、立って見ている。ハロメンの行進が半分ぐらいまで進んできたところで、俺は、視界のほとんどを塞いでいる連中の腕を軽く叩いて、横にどいてもらうように促した。彼らは渋々横に移動しようとしたが、ぎっしり群集で埋まった通路は身動きもままならず、ようやく視界を半分ほど確保するにとどまってしまった。
行進が俺のいる席のほうに近づくにつれて、前の方に押しかけて占拠した群集が一斉に推しメンの名前を叫び始める、俺もどうしようかなと思いながら、心の中で「後ろの人ごめんなさい」と思いつつ、行進が俺の前まで来たところで、後ろの人に遠慮しつつ中腰で前に身を乗り出してしまいました。俺は手を振りながらミキティー!こんこん!のの!あいぼん!とメンバーが俺の前に近づくたびに声をかけましたが、彼女らはあたりを見回すだけで、なかなか目線をもらえませんでした。まぁ、こんなものかと、あきらめムードになっていたところに、行進の列の最後に彼女がキッズの女の子の手を引いてやってきました。ちょっとお疲れの様子にも見えましたが。そうです彼女とは石川さんことです。俺はさらに身を乗り出しながら(もちろん中腰で)懸命に手を振りながら「梨華ちゃ~ん」「梨華ちゃ~ん」と彼女に声をかけました。
するとどうでしょうか、俺の願いが天に通じたのか、梨華ちゃんが、あの梨華ちゃんが俺に目線をくれたではないか!モー娘。に加入以来、ず~と応援し続けていることを彼女は分かってくれたのか?俺は今、手を振りながらにっこりと微笑む彼女と、見つめ合っている、何て幸せなひと時なのだろう。
梨華ちゃんを応援し続けてよかったと、これほどまでに思った瞬間は今までない、俺はさらに懸命に「梨華ちゃ~ん」「梨華ちゃ~ん」と手を振りながら、梨華ちゃんを見つめる、すると何と彼女は、ず~と俺のことを見ているではないか、どう考えても彼女の目線の先は俺以外に考えられない、正直、何でこんなに俺のことを、ず~と見続けているのかなと、逆に不安になってしまうほどだ、俺の顔に何か付いているのか?俺の顔が彼女的に面白い顔なのか?ひょっとして知り合いの誰かに俺の顔が似ているのか?と思ってしまったほどだった。
彼女は、俺の前を通り過ぎても振り返りながら、笑みを絶やさず、俺の方を見つめて手を振ってくれた。彼女が天使、いや女神に見えた瞬間だった。俺は心の中で「梨華ちゃんありがとう~、梨華ちゃんありがとう~」と叫びつつ彼女が遠ざかるまで手を振り続けたのだった。
by moumusuline
| 2004-12-07 12:59
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